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土方副長に怒られた後、副長を先頭に広間へやってきた。
そこではもうすでに隊士ら全員が集まっていて私達が遅れて入るような形になっていた。
「さっそく遅刻なの？
大丈夫ー？？」
隣に座っている沖田…組長に、ニヤリとされながら言われる。
「沖田…組長、お待たせしてしまい申し訳ありませんでした。」
なんとなく近寄れない雰囲気なので、先生付けは控えた。
素直に謝ると彼は数回 目を瞬き、
「ふーん…。」
と、私をジロジロ見ると くすりと笑って正面を向いてしまった。
（まるで女の子だね）
沖田は心の中で微笑した。
やっぱりなんか嫌な感じだ………。
心のなかで複雑な思いを抱きながら近藤局長を見ると、私と目線が合った。
局長はふっと笑うと立ち上がり、
「みな静粛に！！
御堂くん、前に出なさい。
皆に紹介しよう。」
と言って私に手招きをする。
