「・・・・・。」



時計の針の音が、こだまして聞こえた。



その時には、広瀬くんは私の目だけを見ていた。


何も言わず。



ただただ、それを見てまた胸が痛くなるような気がして。





_______広瀬くんの中の子犬が

狼に変身したかのような。



そんな感じだった。