嘘は愛

好きな人

キーンコーンカーンコーン…
「やっとチャイムなったーー!!」
私は小田優香!(おだゆうか)
高3。今は5月だ。
私の一番の楽しみは部活
放課後いつもバスケをしてるんだ

「ナイシュー」
私は一点きめた。
相手のことを見て、動きを探ってた。そしたら、、
「変な動き(笑)」
私の幼なじみ、新藤優太が笑ってきた!
「黙れー!この意地悪男ー!」
「はぁ!?俺は優しいだろ!?」
「ぜんっぜん!意地悪じゃん!」

「また始まったぁ〜」
「理沙!」
私のもう一人の幼なじみ、笹倉理沙!
「もう痴話喧嘩はよしなさい」
「なっ!痴話喧嘩じゃないし!!」
「そーだよ!!俺がそんなぶすと付き合うわけないだろ!」
「なんですってー!?」
「はいはい!もう痴話喧嘩はよしなさいって!」
「「ちがーう!!」」
今日も体育館に声が響きわたった。

帰り道いつものメンツで帰った。
理沙と優太と私だ。
「ねぇ?優太と優香は付き合わないの?」理沙がまたバカなことを言った
「「はぁ!?こんな奴と付き合うわけないでしょ!考えただけでも気持ち悪い!」」
「はははっ!声ぴったり!」
「うるせぇ!(うるさい!)」
「ほら!(笑)」
「真似すんなよ!」
「あんたが真似したんでしょ!」
喧嘩してると理沙が口をあけた
「でもさー…理沙、中学の頃さ…」
私は慌てて理沙の口を抑えた。
「それは言わないって約束でしょ!!こいつがこんな奴だって知らなかったから!」
「うっそ!知ってたくせに〜♡」
「知らないもん!」
そう。私は中学生の時、優太が好きだったんだ。いや、正確にいえば昔からずっと好きだった。でも圭(けい)の事もあって私は気持ちを伝えれなかった。
「なんの話だよ?ってかさ中学っていえば圭が引越した時だよな?」
私は静かになる。
「あ…わりぃ」
私を察して優太が謝ってきた。
私は中学1年の頃、圭に告白され付き合っていた。でも付き合って半年の時、圭が北海道に引越しした。
それが原因でわたし達は別れたんだ。私はずっと優太が好きだった。今も優太が好きだ。
でも誰とも付き合ったことなかったから付き合ってみようって思って圭と付き合った。要するに軽い気持ちで圭と付き合ったから別れたことは後悔してない。私は最低なやつだ。
圭元気かな?連絡もとってない。
半年という短い時間だったからキスもしてない。手を繋いだり抱き合ったりデートをしたりはしたけどキスもその先もまだだ。
キスをしてこようとしたときはあったけど優太の事がまだ好きだったから拒んだんだ。そして半年後、圭は引越した。
圭のことも好きだけど優太への気持ちとは一緒じゃない。
「優香?」
考えてたからぼーとしてたのか。
「あっなんでもない!(笑)」
「そか。じゃあ理沙はここだろ?また明日な!」
「また明日ね!理沙!」
「ばいばいー!!」
理沙は自分の家へと帰っていった。
と言ってもそう遠くはない。
もう優太と私の家は見えてる。
「ねぇ優太」
「ん?なんだ?」
「私ね…あ、家についたみたい!またね!」
「あ、おう。」
私は家に入っていった。