町の人からは怪しまれないように団子屋で普通に仕事をしている。




あの元気の良い看板娘の彼女も殺し屋。




それも闇で一番恐れられている。




闇の世界では彼女はこう呼ばれている。




《女を捨てた感情の無いくノ一》




人を殺すことを何とも思わない。




自分が生きるなら手段はいとはない。




それに加え、彼女に今まで傷をつけた人はいない。




かすり傷一つつかない。




いや、つけれないと言ったほうが正しい。




動きが俊敏で相手が追いつかない。




だから彼女の体や顔に傷をつけた人は今まで誰一人としていない。





そう、彼女こそ明治最強、最悪なくノ一なのだ。