水無瀬くんが、キッチンの入り口の壁に寄りかかって足を片方上げていた。 「ドラマの続き見たいから、」 水無瀬くんが、退いてくれないと、私通れない。 私が、そう言うと、ジリジリと近づいて冷蔵庫に押し付ける水無瀬くん。 そして、私の横に手をついた。 目の前には、水無瀬くんの整った顔。お風呂あがりだから、すごく色っぽくて、余計ドキドキする。 「ドキドキ、した?」 「!!!」