*** 「俺、三浦(みうら)の事が好きなんだ。付き合って下さい。」 放課後体育館の裏に来てください。という紙が、机の中に入っていたから来てみると、水無瀬 真琴(みなせ まこと)くんがいて、そう言われたのだ。 水無瀬くんとは、同じクラスで女子に人気のある男の子。 だから、なんでそんな人が私なんかに告白してきたのか不思議でならない。 水無瀬くんは、かっこいいと思うけど……よく知らないし。 「ごめんなさい……」