私は、残っているご飯を全て自分の胃袋に入れ、歯磨きをして、家に出る準備をする。 水無瀬くんには、もう一つ後の電車で行ってもらえば、いいよね?それと、弁当、受け取って貰えるかな? すると、丁度ナイスなタイミングで、ネクタイをしていない水無瀬くんが降りてきた。 「水無瀬くん!私、先に行くんで。水無瀬くんは、次の電車で行ってください。学校には、間に合うので」 そう言いながら、私は、家の鍵を水無瀬くんに渡した。