「おはよ、水無瀬くん」



朝の挨拶をしたのに、完全に無視する水無瀬くん。そんな、水無瀬くんが、ダイニイングの机にある朝ごはんに気付いたみたいで……



「……これ、お前が作ったのか?」



「え…。うん、そうだよ」



「ふーん。あっそ」



自分から聞いてきたくせに、返ってきたのは、興味のない返事。



だけど、水無瀬くんは、椅子に座って私の朝ごはんを食べてくれた。



……まぁ、食べている時は、もちろん無言だけどね。