二人きりにさせてくれたって、事だよね。気、きかせてくれたんだ。



「ま、真琴く…「華湖。」



真剣な顔で私を見つめてくるから、ドキドキがとまらくなる。



「ずっと華湖の事、大事にする。
だから俺と結婚してくれないか？」



そう言ってポケットの中から箱を取り出して私の前で開けると指輪が入っていた。



そして、指輪をゆっくり私の左手薬指にはめてくれる。



「っ……。ぴったり、だよ。」



「誰だと思ってんだよ」



そう言って柔らかく笑う真琴くんが、かっこ良くて。