「3、2、1……」 水無瀬くんが、数え終わるのと同時に辺りが明るくなった。 「うわーっ、凄い綺麗!」 「このイルミネーションを見せたかったんだ」 「うんっ!ありがとう!」 一生忘れない思い出になったよ。 本当に綺麗だなぁ……とイルミネーションを見ていると、「三浦。」と、水無瀬くんに突然名前を呼ばれる。 「なぁに、水無瀬くん?」 にへらと笑顔でそう振り向くと、 「…好きだよ、華湖」