溺愛オオカミくんと秘密の同居。



お昼ご飯代も水無瀬くんが、全部払ってくれて。



午後からは、お土産を見たりアシカのショーを見たりと楽しんだ。



楽しい時間は、あっという間に過ぎていき辺りは真っ暗になっていた。



水族館の中から出たから帰るのかな?と思ったけどまだ帰ろうとしない水無瀬くん。



「何かあるの?」と言っても「内緒。もう少しだけ待って」としか言わない。



「後、10秒」



やたら時計を気にしていた水無瀬くんが、ポツリと呟いた。