「お待たせしました……!」 10時には間に合ったけど、水無瀬くんを大分待たしちゃったと思う。 「大丈夫。全然待ってないから」 そう言った水無瀬くんの格好は、ただただかっこよくて見とれてしまった。 「三浦、すげー可愛い」 玄関でブーツを履いている時、水無瀬くんがボソっとそんな事を言ってくれたから顔が真っ赤になってしまった。 そんな水無瀬くんの顔もほんのり赤くなってた気がするんだ。 「よし、じゃあ行くか」