しばらくして、全部片付け終わった後、もう一度礼をしてエコバックを持ってお店を出た。 ……急に水無瀬くんが、冷たくなったのって他に好きな女の人が出来たから? わざと私に嫌われて、別れさそうとしたの? 自分からは、言えないから?だって、私のお母さんと約束したゃったから…言えないよね。 本当は、心のどこかで気付いていたんだ。 でも、認めたくなくて……、 「ふっ……えっ……水無瀬、くんっ」 下唇を強く噛んだのに次々溢れ出す涙。