言ってなかったんだ。と思いながらカルピスを一口飲む。 「ふーん。楽しかったのかよ」 頬杖をつきながら、ムスッとした表情で聞いてくる。 「た、楽しかった……よ」 「あっそ。」 新の声がいつもと違って冷たい。 何かしちゃったかな、私。 「お前さ、水無瀬にあれだけ冷たくされてるのによく一緒に居れるな」 「え……?つ、冷たくされても、好きだから一緒に居るんだよ?」 「…んで、アイツなんだよ!」 声を荒げ、ドンと机を突然叩いたからビクッとする私の体。