ふ、とホテルの時計を見ると12時。 時差とかあるけど、疲れちゃってすごく眠たい。 でもなぁ……同じベッドで寝るなんて水無瀬くんが、嫌だろうし。 「私、ソファーで寝るから水無瀬くんは、ベッドで寝て下さい」 私は、ブランケットをかけながら水無瀬くんにそう言った。 「風邪とかひいたら、どうするんだ。優斗に怒られる」 「大丈夫!私、風邪とかひきにくいし。それに、一緒のベッドで寝たら迷惑でしょ。だから、良いの」