私達は、どうやら4階の部屋らしい。 エレベーターから降りると[403]と書かれた部屋の前まで来ると鍵を差しガチャリ、と扉を開けた。 そこに広がっていたのは、綺麗な部屋。なんだけど…… 「なんで、ベッドが一つしかねぇんだよ」 やっぱり水無瀬くんも気付いちゃいましたか……。 そう。この部屋あるのは、大きいダブルベッド。 水無瀬くんは、ポケットからスマホを取り出すと凄いスピードで電話をかけはじめた。