やっぱり、来てくれた……! 酷いことばかり言うのに、絶対助けてくれる……。私だけのヒーローが。 「水無瀬、くん……」 「That girl is but my girlfriend.」 水無瀬くんは、男の人を睨みながらそんな事を言う。 ねぇ、水無瀬くん。英語が出来ない私でも分かったよ。 『Girlfriend .』って、彼女って事でしょ? やっぱり水無瀬くんは、ズルい。 私の事は嫌いなくせに、私が水無瀬くんを嫌う事は許さない。