・ * ・ * ・ 遠くで、何やら声がする。 眠たい目を擦りながらゆっくりと目を開ける。 「んっ……水無、瀬くん?」 「早く起きろ、馬鹿」 寝る前の甘えたあの様子は、まるでない。毒舌、全開だ。 「ごめんっ……!つい、寝ちゃったよ……。熱は、下がった?」 そう言って私は、水無瀬くんのおでこに手をあてる。 うん、熱下がってる。 ……と、思ったんだけど水無瀬くんの顔は、真っ赤。