あれから
一週間が過ぎた



「瑠夏、おはよう」




私は、意識のない瑠夏に
話しかける



もちろん
返事は返って来ない


瑠夏は今だにたくさんの管に
繋がれていて、これによって
生かされている




静かな病室


聞こえてくるのは


人工呼吸器の音

ピッピッピッと一定の感覚で
なり続ける心電図の音だけ