俺たちは
椅子に座って待っていた


しーんとした空気の中
瑠夏のお母さんが俺に



「瑠夏から何か
聞いていた?」


「いえ、何も」


「そう。」


また、しーんとした空気が
流れる


「あの、どうして瑠夏は
引っ越したのですか?」


ずっーと気になっていたこと


「瑠夏いってなかったの?」

「はい。」