オセロガールの計算違い2

お姉さんは、おもむろに黒ぶちの眼鏡をはじめちゃんの顔にはめた。
スイッチが切り替わったように、はじめちゃんが
「さとみさん、うまく話せなくてごめん」
と言った。いつもの感じだ。
「こいつさ、眼鏡がないと無茶苦茶機嫌悪くなんだよね。なんか嫌な思いしなかった?」とお姉さん。
そうだったんだ。
そういえば、思い当たる節の数々。
ほっとしたような気持ちでへなへなとしゃがみこむ。
「ちょっと。大丈夫?」お姉さんに支えられる。
あわあわしているはじめちゃん。