高木と、話してみたい。
そう思った。
なんで、そんなに自分を犠牲にして、周りを思いやるのか、こんなに怒られているのに笑顔でいるのか。
聞きたいことはたくさんあった。

「高木、お前休憩の時なにしてるん?」

『んー、なんだろう。ただ、ボーッとしたり、本読んだりしてますよ。』

「ふーん、かき氷、好き?」

『え、なんですか?突然ですね』

「好き?」

『はい、好きです。』

「新しいかき氷屋ができてさ、気になってんだけど一緒に行かない?」

『え・・・』