その後は三人でsweet houseのパフェを官能し店を後にした。
「あ〜おいしかったね〜幸汰ご馳走様〜」敦士は万円の笑みで話しかけてくる。
それに対して鷹野は遠くを見ている。
やはり…そうか。
「鷹野?もしかしてあの坂福さんのこと気になってる?」
「えっ?いやっそんなことはないよ!」
明らかに動揺している。
「はは〜ん」敦士は状況が読めたのかニヤニヤしている。
「人の恋路は邪魔しないから大丈夫だよ。同じクラスだしチャンスはいくらでもあるよ」恋愛経験がない癖にアドバイスをしてしまった。言ってから気付いても遅い。
「だから違うって!もう俺帰る!また明日ね!」そう言って顔を真っ赤にしながら鷹野は走っていった。
青春だな〜と思いつつも彼女ができない悲しさがこみ上げてきた。
「幸汰どうした?」
「いや、大丈夫だよ」
そう言って家へと向かって歩いていく。


いつか彼女ができることを信じよう。きっと報われる。
でも、敦士に紹介したら敦士に惚れてしまいそうだな…
紹介するのはやめた方がいいのかな。できたら考えよ。