人の糧 ステータスコントロール

放課後になり、敦士の案内のもと家へ向かう。
昼に敦士の家に行くという話をしていたらあかりも行きたいと言うのでみんなで行くことになった。
「どんな家住んでるのかな〜」
「想像もつかないや」あかりと新司は想像を広げる。
「着いたよ〜」
「「!?」」あかりと新司が固まる。
目の前にあるのは大きな門だった。
門以外は高い塀に覆われ、中の様子は見えない。
「敦士君の家ってヤクザか何か?」あかりが震えだす。
「なわけないよ」敦士が笑う。
初めて見る人は大抵こんな反応をするだろう。
「大きいのはうちの製薬会社の研究室が入ってるからだよ、家自体は小さいよ」
「製薬会社?」
「赤嶺製薬っていうやつ」
「苗字が一緒だったからもしかしてって思ってたけど本当だった…」
「まぁ、入ろっか」


「お茶にしようか」
「そうだね〜」
「その前にお手洗い借りていい?緊張でちょっと」「敦士今日おかしい」ほかの三人が笑う
「出て右にまっすぐ進んだら右手にあるよ」
「いってくる!」新司は走っていった。
「敦士君の家すごいね」
「初めは小さい会社だったんだけど、おじいちゃんとお父さんが研究で大発見してからこんなに大きくなっちゃった」
「大発見?」
「グリフィスが発見した形質転換って知ってる?」
「まだ習ってないからわかんないな」あかりが頭をかく。
「俺も詳しいこと聞いたことないから良くわかんないけど、簡単に言うと遺伝子操作かな」

「おい、何やっている!」廊下から大きな声が聞こえた。

「何かあったのかな」
「もしかして新司…?」
慌てて3人は廊下に出る。

「お前は誰だ何していた!」白衣を着た大男に問い詰められている新司がそこにはいた。
「あ、いや、迷子になって」
「待って大基おじさん、彼は僕の友達なんだ。」
「敦士じゃないか」
「新司なにしてたの?」
「好奇心でちょっと探検しようかなって思って…」
「ほんと勝手だね」あかりが笑う
「この人は大基おじさん、父さんの弟だよ。」
「怒鳴って悪かったな」申し訳なさそうにしている。
「こちらは同級生の新司君とあかりさん、幸汰のことは知ってるよね。」
「もちろん、他の二人もよろしくね」
「兄弟でやってるんだ」
「俺は補佐役みたいなもんさ、研究は兄貴がやって、他のことを俺がやるみたいなね」
「へぇ〜」
「とりあえず、勝手に歩き回ったらダメだよ?機密情報取り扱ってるからさ」
「新司わかった?」
「はい…」