「シ、シエル!?」
動揺し過ぎて声が上ずってしまった。
「ん?」
『ん?』じゃなくて恥ずかしいんですけど!?それでも「離れて!」とは言えるわけもなく、椅子に座ったまま固まってしまった。
「ルカの肌は凄く滑らかだな。」
耳元のすぐそばで響くシエルの声にゾクゾクした。色っぽい声の中にどこか楽しそうな雰囲気も感じられた。きっと私が恥ずかしがっているという事を分かってて、こういう事をしているんだ。
「……意地悪、しないでよ。」
「ごめん。 可愛くてつい、ね。」
喉を鳴らしながら楽しそうに笑うシエルの顔は、悪戯をする子供みたいな顔だった。初めて見るシエルの顔。こんな可愛い顔を見られるなら、意地悪をされるのも悪くないかもしれないと思ってしまった。
「俺はシャワーを浴びてくる。 ルカは食後のデザートをゆっくり堪能するといい。」
シエルは私の頭にキスをすると、ダイニングを出て行った。
シエルの姿が見えなくなり、両手で頬に触れると熱かった。きっと顔真っ赤だ。
どうしよう……もうこんなに好きなのに、もっともっと好きになったら心臓がもたないよ。
動揺し過ぎて声が上ずってしまった。
「ん?」
『ん?』じゃなくて恥ずかしいんですけど!?それでも「離れて!」とは言えるわけもなく、椅子に座ったまま固まってしまった。
「ルカの肌は凄く滑らかだな。」
耳元のすぐそばで響くシエルの声にゾクゾクした。色っぽい声の中にどこか楽しそうな雰囲気も感じられた。きっと私が恥ずかしがっているという事を分かってて、こういう事をしているんだ。
「……意地悪、しないでよ。」
「ごめん。 可愛くてつい、ね。」
喉を鳴らしながら楽しそうに笑うシエルの顔は、悪戯をする子供みたいな顔だった。初めて見るシエルの顔。こんな可愛い顔を見られるなら、意地悪をされるのも悪くないかもしれないと思ってしまった。
「俺はシャワーを浴びてくる。 ルカは食後のデザートをゆっくり堪能するといい。」
シエルは私の頭にキスをすると、ダイニングを出て行った。
シエルの姿が見えなくなり、両手で頬に触れると熱かった。きっと顔真っ赤だ。
どうしよう……もうこんなに好きなのに、もっともっと好きになったら心臓がもたないよ。


