セリアルに促され、椅子に腰かけた。


「みんなからは『いい加減部屋の模様替えしなさい。』って言われるんだー。」


唇を尖らせて、不満たっぷりの顔をするセリアル。表情が豊かで可愛いんだよね。


「私はこのお部屋好きだよ。 可愛いし温かみがあるし、セリアルみたい。」

「もうルカ大好きっ!!」

「あははっ、私も大好きだよ!」


元気いっぱいのセリアルにはぴったりなお部屋だと思う。ここにこうして座って居るだけで元気がもらえそう。

話しをしているとラキが昼食を運んできてくれた。そして準備を終えると直ぐに部屋を出て行った。

私たちは食事をしながらも話しが盛り上がり過ぎて、食事が中々減らなかった。

そんな私たちを窓から差し込むお日様の暖かい光が照らしてくれている。外に出たくなるくらい今日はいいお天気だ。


「ねー、兄様とはどこまで進んだの?」

「っっ!?」


いきなりそんな事を聞かれて、飲んでいたお茶が変なところに入り込んでしまいむせてしまった。


「その反応はどっち!? まだ全然進展してないの!? それともやる事やっちゃったの!?」