幸せ行きのチケット

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祭の翌日、いつものように待ち合わせ場所で友利を待ち、祐輔を迎えに行った。

昨日の祭は楽しかった。

けど、悔しくもあった。

大ちゃんといて楽しい。

けど、祐輔と一緒にいたかった。

時々、友利がいなかったらなって思う時がある。

親友を無くしてまで祐輔と一緒になりたいとまではまだ考えたことはないが、いつしかそんな考えになってしまうのかな。

そんな自分になるのが怖い。

祐輔を好きになり、友利を無くすのは怖いよ…。

「亜由美?次は移動教室だよ。早く理科室行こ〜よぉ。」

「あ、うん。行こっか。」

祐輔をただひたすら好きで、悩みも無く、まだ何も知らない友利がすごくうらやましい。

祐輔の彼女という立場にいる友利が、うらやましい。