幸せ行きのチケット

「祭〜〜〜〜〜〜?!」

ってことで、私と祐輔と亜由美と大ちゃんの4人で祭に行くことになった。

「お待たせ、亜由美。」

「お〜、友利かわいい〜。」

「ありがと〜。でも亜由美の方がかわいいって。」

浴衣を着た2人は、男子が待っている待ち合わせ場所へと急いだ。

「なんかさ、スポ大のことで頭いっぱいで祭なんか忘れとったし。」

「うちもうちも。祐輔に言われなきゃ気付かなかった。」

「友利!」

「え、あ、はい!」

「今日はいっぱい話して、いっぱい食って楽しむぞぉ〜!」

「お〜!………。」

周りからみたらかなりのハイテンションの2人。

バカばっかやってる私達の青春はまだたくさんある。

これからの知らない未来には、たくさんの幸せと、たくさんの悲しみが待っているから。

だからこそ、今できる楽しみをつかっておかないとなぁ。

やっと見えてきた男子2人の姿。

私達は走って迎えにいった。