幸せ行きのチケット

スポ大が終わり、3人で楽しく帰った。

かなり盛り上がった今年のスポ大。

もう今年で終わり。

最後に最高の思いができて、スポ大に関しては、悔いはありません!

「2人共!優勝おめでと〜!」

「ありがと〜。」
「ありがと〜。」

亜由美と私の声が重なる。

今でもうれしい。

あの後、1組では大盛り上がり。

中には、上半身裸になるバカも出てきて大変だった。

それでも、やっとクラスが一つになれた気がして、みんなうれしかったと思う。

「友利〜。てか、最後の方でさ、変に叫んでから速くなったよね。」

「あ〜。……うわ、なんかだんだん恥ずかしくなってきた。やっぱ変だった?なんかもうああするしかなくてさ。」

「あはは。でもそこまで変やなかったよ〜。全力出すぞって感じでカッコよかったよ〜。」

「亜由美。友達やからって無理せんと本当のこと言ったれ。(笑)」

「ちょっと祐輔!あんたって人は…!」

「あ、痛。お、てかさ、明後日祭じゃね?」