幸せ行きのチケット

どれだけ飲んだろうか。

そろそれやめないとバイク乗れなくなるな。

「友利〜、い〜ま何時?」

「ん〜、しゃらん。(知らん)タブん、3時。」

「ならそ〜ろそろ寝る。」

もうみんな酔った様子で、大半は寝ている。

ここらへんは騒いでも寝てても見つかりにくい。

すごくいい場所を見つけてくれた祐輔には感謝。

酒飲んでるから7時頃に起きれば酔いもさめてるかな。

「おやすみぃ〜。」





「ゅり!ゆり!友利。」

「ん〜、どした祐輔?」

「行くぞ、いつもの場所。」

「あ、うん。亜由…。」

「行ってらっしゃい。うちは大丈夫。」

「うん。行ってきます。」

いつもの場所。

私と祐輔しか知らない二人だけの秘密の場所。

二人が偶然に出会った、最高の場所。