幸せ行きのチケット

前半は終了。

このままいくと完全に負ける。

しかも祐輔のクラスにも負ける。

まだまだ3位という位置から上がれないでいる私達は、先生の気合いを入れこまれた。

「おまえら!まだまだ大丈夫だ!あと後半で上げていけばいい。騎馬戦の女子は必ず勝てよ!女子はかなり強いはずだからな。代表リレーの二人も全力で走れよ。じゃ、昼飯食ってよし!解散!」

先生の声で一斉にみんながばらける。

やっと昼ご飯を食べれる!

お腹空いて死にそう。

亜由美と祐輔の三人で食べようと思った。

でも周りに亜由美と祐輔の姿がない。

捜そうと思ったが、人が多すぎで逆に私が迷子になりそうだった。

仕方なく、いい場所を見つけてそこに座った。