幸せ行きのチケット

「どぉゆぅこと?」

「……無免許運転は危険だ…。」

「うちらそれ上等で走ってたんじゃないの?」

「とにかく、免許とるまでバイクに乗るな。走り屋全員には伝えておいたから。」

「…私には言いづらかったから最後にしたってわけね。」

「……ああ。」

「………私は……祐輔に1番最初に話してほしかった。……誰よりも先に教えてほしかったよ。」

「ごめん…。」

まるでお互いの間に高い大きな壁が存在したように、二人は近くにいても、お互いが遠い存在に思えただろう。

大好きな人の気持ちが分からなくなった時、本当にお互いの存在が見えなくなる。

気持ちが消えたら、いつしか何もかも消えてしまうんだろう。