幸せ行きのチケット

公園に着き、いつものベンチに座る。

少しの間沈黙が訪れる。

でも祐輔がそれを破った。

「友利…。」

「待って!…その前に一つ聞いておきたいことがあるの。あの夜、なんで連絡くれなかったの?」

「………。」

少しの沈黙の後に祐輔は答えた。

「帰ってきたのが遅い時間だったから、もう友利寝てると思って。」

「嘘でしょ。だって次の日に電話かけるはずじゃん。忘れてたとか言わせないからね。」

「……。」

やっぱ祐輔は、嘘がばれると黙る。

「友利には悪いけど……、このことは言えない。」

なんで…?

彼女に言えないほど深いことなの?

それでも祐輔はいつも相談してくれたじゃん。

辛いこと、お互い分かち合って生きてくんじゃないの?

辛いことなのかどうかなんて、祐輔の顔見れば分かる。

だからこそ、言ってほしかった……。