幸せ行きのチケット

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祐輔に呼ばれた私は、昼休みになり屋上へと足を動かす。

友利は心配そうな顔をしていたが、

『すぐ帰るからね。』

っと言って早足で屋上に向かった。

屋上にはもう祐輔がいた。

「話って何〜?祐輔にしては珍しいじゃん呼び出しなんてさ。」

「悪ぃ呼び出しちまって。実はな、友利と亜由美以外の走り屋には全員伝えたことなんだけど。」

祐輔はためらう様子で、しかも私には悲しそうに見えた。

悲しい話だからこそ、まだ友利には伝えてないのだろう。

「免許とるまで走るのは禁止だ。」

「え…。マジで?急にどうしたの?祐輔らしくないよ。」

「あまり深く追求しないでくれ。とにかく、バイクは免許とってからだ。」

「祐輔がそこまで言うなら分かった。……で、友利にはどうやって言うの?」

「………」

「友利は祐輔の言葉待ってるよ。悲しいかもしんないけど、彼女を大切にするのが男だよ。……じゃあね。」

私はそれだけ言うと、屋上から出た。