幸せ行きのチケット

夏休みはあっという間に終わってしまった。

警察に終われたあの日から、祐輔と連絡がとれない状態だった。

祐輔がいないとバイクに乗れない。

それよりも祐輔の無事を確認したかった。

何度も電話しても繋がらなかった。

時々電話しているようで、生きていることだけは分かった。

でももし、祐輔じゃない人が電話してるとしたら…。

電話を取り上げられて、他の人が電話をしてるとしたら…。

祐輔はどこ?

「友利!さっきからうちの話聞いてへんやろ〜。」

「え、あ、聞いてるよ。」

「なら言ってみ。」

「……タコ焼き食べたとか?」

「なんでタコ焼きやねん!違う違う。大ちゃんと、付き合うことになりまちた!」

「え!そなの?やったじゃん!」

「やっぱ友利うちの話聞いてへんかったんやん。」

「あ……。」

「友利?」

やっと会えた。

安心感が満ちてきた。

「祐輔〜!」