幸せ行きのチケット

さっきのミニストップじゃないミニストップに着いた。

登也がバイクの近くにいた。

「よぉ、遅くなって悪ぃ登也。みんなはちゃんと帰ったよな?まだ酔いさめてなかったら危ねぇなぁ。」

「大丈夫っすよ。察が来たからみんなすぐ目覚めてました。しかも先輩いないからテンパってる奴もいて(笑)」

「おぅ。マジ今日はありがとうな。お前には感謝してる。もうお前も帰れよ。まだ察はうろついてるはずだ。」

「はい。先輩も気をつけてくださいっす。」

バイクに乗り、友利が準備したのを見て走らせた。

「友利〜!速度は少し遅めにするぞ〜!酔ってて危ねぇしな〜!」

「はいは〜い!」

友利もだんだん乗るたびにバランスにもなれてきて、ある程度のヤンキー速度は飛ばせるようになった。

だが、まだまだ少し危ないところもある。

隣の友利は、楽しそうに走っていた。