幸せ行きのチケット

部屋に入ってすぐ左にクローゼット。

そこにはたくさんの祐輔の服が以前はあった。

でも、今はその下の段ボールの中に片付けてある。

ベッドには祐輔と私がデートしている時、UFOキャッチャーでとったぬいぐるみが置いてあるはずだった。

でも、今はない。

シーツも片付けてあった。

「何も、ないんだね。祐輔の、部屋、どんどん空っぽになってくね。」

私は思わずつぶやいていた。

まるで隣に祐輔がいるように。