幸せ行きのチケット

あの頃を思い出し、笑みがこぼれた。

「祐輔〜。あなたがさ、初めて私にバイク見せてくれた夜、今までにないような真剣な目してたんだよ。」

「あ〜。あの時はマジで友利が離れてしまうって思った。そりゃ初ヤンキーはビビるよな。」

「ヤンキーがいることより、あなたがヤンキーだったことにびっくりだった。」

「あの後、友利は…。おほほ。」

「きもいから思い出さないで!…やば、マジ恥ずいし。」

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あの後、私は祐輔の頬に軽くキスをした。

「また明日。」

とだけ言い残し、その場を離れた。

家についたとき、私は急に涙が零れ落ちた。

私だって好きだったから、あいつが思ってる以上に、好きだから。

だからこそ辛かった。

祐輔が、不良だなんて。

…。

泣いたらなんか、スッキリした。

ヤンキーか……。