幸せ行きのチケット

祐輔の家につき、チャイムを鳴らすとすぐお兄さんが出た。

「いきなりメールしてごめんね。びっくりしたやろ?」

私は黙ってうなずき、一言お邪魔しますと言いながら家へ入った。

「祐輔な、写真がめっちゃあるんや。どれも君らの写真ばっか。バイク仲間のやろうな。」

「そうですね。祐輔、写真好きですから。思い出残るから、写真って好きだって言ってました。」

居間で椅子に座り、お兄さんはお茶を一杯出してくれた。

祐輔の家のお茶の味。

やっぱり変わらない。

「あいつ、俺がいなくなって、すっごい苦しかったんだろうな。俺を恨んでたよな。すっげぇ...後悔してる、今更。あいつの傍にいてやればよかった。」