幸せ行きのチケット

ヤンキーに、カッコイイもダサイもないと思った。

不良なんて嫌い。

周りに迷惑だし、全然優しくもない。

でも祐輔が目標としてるヤンキーはそんなのじゃない。

見た目がカッコイイとかじゃなくて、祐輔は中身にこだわってる。

「俺、結局あきらめられなくてヤンキーになることになってさ。今でも俺は覚えてるよ、あの人。またいつか会えると思ってる。」

「お兄さんが乗ってたバイクってこれなの?」

「うん。でも見た目は変えてもらった。」

祐輔の乗っているバイクは、青色の、いかにもヤンキー的なバイクで、背もたれがある居心地良さそうなバイクだった。

「祐輔の事情も、なんでヤンキーになったのかも分かった。…でも私はどうしたらいいの?これからどう接していけばいいの?祐輔がヤンキーっていう意識なんかしたくない。」

「友利。俺はこんなんだけど、お前を幸せにしたい。幸せに、するから。」

祐輔の目は、本気だった。

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