幸せ行きのチケット

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「もうどうすることもできません。」

医師の声は私の頭に強く響いた。

祐輔の病気は治すことができない。

そう言っている。

……………まだ何もしてないくせに!

祐輔にはまだ生きる義務があるのに。

生きて生きて辛いことも乗り越えて頑張っていかなきゃいけないのに。

こんなとこで死ぬなんてやだよ。

嫌…だよ…ぉ。

涙は私の視界を遮る。

涙を拭く気にはとてもなれなくて、ただただ頬を伝って涙は流れていく。

祐輔の病室まで行くはずなのに、足はどうしても止まってしまう。

祐輔に会うのが怖くて、大切な人を失いたくなくて、もう自分も生きることのできないような気がして…。

でも自分は、情けなく感じたと同時に強い気持ちを持てたかも知れない。

医師が無理だと判断した。

でも私は絶対に最後まであきらめない。

祐輔を信じて支え続ける。

いつか神様にこう言えるようにしたい。

『…………祐輔を助けてくれて、ありがとう。』

と……………。