幸せ行きのチケット

もうすぐこの世からいなくなってしまうと考えると、怖くなる。

こんな俺でもまだ感情は残されてた。

泣くことだってできる。

嬉しいと思ったり、面白いと思ったり。

友利の持ってきた写真には、そんなことくらい当たり前にできるみんなの姿があった。

笑っていて、生きることなんて当たり前で、死ぬことなんてずっと先だって思ってて…。

自分がこんなに死に近いなんて思ってもみなかった。



今日も俺は一生懸命に生きる。

友利に貰った腕輪をつけて、動かすことのできない身体で。

最近、めまいが酷くなる。

何も考えていない時でも。

段々と症状が悪化していっているのかもしれない。

でもそんなこと思いたくはないんだ。

俺は生きたいから。

これからの自分の人生のためにも。

友利のためにも…。

俺の願いは、

『友利と結婚すること』

だから。