幸せ行きのチケット

★★★★★★★★★★★

もう自分の人生はここで終わるのだと分かってる。

友利に見送られて、天国に旅だつ。

でもそんなに怖くない。

友利がいるから。

傍にいてくれるから。

だからもういい。

なんて思えるわけねぇ!

死ぬなんて考えられねぇ。

俺はまだやり残したこといっぱいあるし、人生の半分も過ごしてねぇじゃねぇか。

………バイク乗りたかったし、バイク仲間とまた遊びたかったし……友利の名前呼んで抱きしめてやりたかった……。

あの日俺が友利に出会わなければ…………こんなことにはならなかった。

…………でも俺は友利に出会えて後悔なんてしてねぇ。

友利と過ごした日々は幸せだったから。

世界中どこ探しても、あんな可愛くて、優しくて、俺をこんなに想ってくれるやつはいねぇから。

俺の運命の人は友利なんだ。

俺は頷くことしかできなくて、いつも友利を心配させてしまう。

無理に笑顔なんて作らなくてもいいのにな。

作り笑いだなんてすぐ分かる。

そんな友利の優しさは、まだ俺の中にある恋心を揺すぶった。