幸せ行きのチケット

「私ね………友利が祐輔と付き合う前からずっと祐輔が好きだったの。」

亜由美が思いもよらないことを言い出す。

「だから、友利の彼氏だからとろうとかそういうのじゃない。……ただ、本当に恋してた。」

亜由美も、祐輔のこと本当に好きだったんだね。

「そうなんだ…。………あいつモテモテだなぁ。ホント幸せもんだよ。」

「…そうやね〜。……………………うちさ、見舞い行かへんから。うちはさ、祐輔の元気な姿が見たいから。やからな、友利に頼みあるんやけど。」

「うん。」

「頑張って生きろ!って言っといて。」

亜由美は涙を溜めながらそう言う。

分かったよ。

ちゃんと伝えるから。

祐輔の元気な姿絶対に亜由美に見せるからね。

またみんなでバイクで走るんやもんね。

「了解です!なら、またね。今から祐輔んとこ行ってくる。」

今日もまた祐輔のもとへと歩く。

大好きな彼のもとへと。