幸せ行きのチケット

友利に会いたい。

友利と笑っていたい。

友利を強く抱きしめたい。

愛してると言いたい。

…………生きていたい。

数日経ち、もうただ必死に生きるしかなかった。

体が無いような感覚。

頭はもう体を必要としていない。

頭の中の細胞はもう働いていない。

だから今考えていることも、あとちょっとしたら考えられなくなる。

もちろん………友利のことも。

感情が無くなってしまうのだろう。

ただ自分の体が腐っていくのを待つだけなんだ。

……ガラガラ…。

病室の扉が開く音がした。

誰かが入ってくる。

「ゆ…う…すけ。」

閉じていた目を開け、俺は目の前の愛する人を見つめた。

会えた。

友利に会うことができた。

「祐輔のバカ。クリスマス一緒に過ごせなかったじゃん。早く治してまた遊ぼ〜よ。」

友利は泣きながらも、笑顔で俺に話しかけてくれる。

俺はただ少し頷いてやることしか出来なかった。

それを見てか、友利は涙を止めることができないようだ。

友利。

俺の大切な人。

愛してるよ。