幸せ行きのチケット

★★★★★★★★★★★

今年が最後か…。

泣くことすらできねぇ。

こうなるなんて思わなかった。

こうなりたくなんかなかった。

今日はクリスマス。

なのに今、友利を置いて自分は病院にいる。

外は雪が降っている様子だ。

最悪だ。

なんでこんなときに。

携帯の充電は切れてしまい使えない。

友利。

本当にごめん。

友利…。

友利…………。

手も足も動かない。

今はただベットから天井を見上げるだけ。

友利に会いたい。

でもこんな姿を見せたくもない。

ただ今は、友利の笑顔を思い浮かべるだけ。

「真鍋さん、どうですか。急に動けなくなったんじゃ困りますよね。何かあったらこのナースコールを押してくださいね。指なら動かせるはずなので大丈夫ですよ。」

「あ……りが…と…う。」

「いいえ。……ゆっくりお休みになってください。生きる気力だけは失わないでください。」

生きる…。

今の俺に生きるなんて。