幸せ行きのチケット

結局私は父親にばれないように家を抜け出した。

近くの公園で待ち合わせなのでそこに向かう。

まだ祐輔はいない。

ベンチに座り、眠い目をこすった。

「お父さん、部屋見にこないよね〜。」

ふとバイクの音がして振り向いた。

うわ、ヤンキーかも。

絡まれたらやばい。

そう思い、知らないふりをしていた。

バイクは止まり、乗っていた人はおりたっぽい。

後ろ向いて座ってるから相手の顔は見れない。

でも、足音がだんだん近づいてくるのは確かだ。

やばい。

足音止まった。

祐輔!助けて!

「友利?」

え………。祐輔?

振り向いた時、私は信じられなかった。

さっきのバイクに乗っていた人は、祐輔だった。