幸せ行きのチケット

あの日から、私と祐輔はいつも連絡を取るようになった。

もちろん何回か会ったりした。

お互いが好きだという気持ちに気付いているようで、はっきり『好き』だと言っていない。

だからいつのまにか、付き合ってることになってる…のかな。

そしてあれから1年が経った。

そんなある日、祐輔から電話がきた。

「友利。明日、会えるか?」

「うん。ならいつものように1時でいい?」

「いや、明日は1時じゃないんだ。できるだけ遅い時間がいい。」

「例えば?」

「12時とか。」

「え、早いじゃん。昼のことでしょ?」

「じゃなくて、夜中の。」

「え!…それはやばくない?あの時は仕方なかったけどさ。」

「無理ならいいんだ。ただ、俺は友利に隠し事なんてしたくない。だから、俺の秘密を友利に教えたいんだ。」

「それは、夜じゃなきゃダメなの?」

「うん。もちろん変な事はしない。約束する。無事に家まで送るから。」

「祐輔。私はあなたを信じていいんやよね?」

「ああ。俺は絶対約束を守る男だ。」

「…分かった。うちは祐輔を信じる。」