幸せ行きのチケット

「友利〜。」

いつもの声に振り向く。

いつの間にか私を名前で呼ぶようになった並木君。

彼は、前より輝いて見えた。

「お弁当食べよっか。」

「お!今日は友利の手づくり?マジおいしそ〜。」

並木君の喜ぶ顔に嬉しくなる。

「やば……激うま。」

「マジ?ならうちも食〜べよ。………あ、うまい。よかった〜、上手にできたみたい。」

「うん。マジこれうますぎ。…友利。ここ、ご飯ついてるよ。」

「え………?」

また並木君らしい突然の行為。

彼の柔らかい唇が、私の唇と重なった。

かなりドキドキして、多分顔真っ赤。

祐輔の時に何回かしたことはある。

それ以上のことも…。

ただ、祐輔以外はなかったから。

ちょっと戸惑いはあるみたいだ。