幸せ行きのチケット

年下の並木君にとってはまだ1年先のこと。

考える余裕はたっぷりある。

でも、私達三年生は進路選択がもう迫っている。

私は何をしたいのだろうか。

どこに行こうとしているのだろうか。

私はなぜ高校生に?

なぜ私はここにいるの?

なぜ………生きているの?

自分自身に問いかけても、私自身何も分からないのなら意味がない。

無力な自分は、こんなに寂しくて、切なくて、苦しい思いをしてる。

何もかも選択を迫られ、早く答えろと急がされる。

私には、少しの時間も与えられない。

こんな世の中で私は生きていく。

普通に働いて、結婚して、子供産んで…。

祐輔となら幸せになれると信じていたあの頃。

今はもう………………………隣に祐輔はいない。